漢方外来
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当院では赤ちゃんや授乳中のお母さんへのお薬処方の第一選択として、漢方薬を使っています。
特に子どもは自然治癒力が高いので、症状を抑える薬よりも、病気を治す力を助けるような漢方薬のほうが合うことも多いです。
漢方薬は大きな副作用が少なく、即効性があるので、風邪や胃腸炎などの治療や、夜泣き・疳の虫などの予防・治療、虚弱児などの体質改善などにも幅広く使うことができます。
ただ、漢方薬は「万能薬」でも「効き目が穏やかな薬」でもありません。
西洋薬と同じように、治療の選択肢の一つであり、得意分野が異なるだけです。
病気や体質を考慮することで、より効果的な治療ができます。
漢方薬が効果的な疾患
- 風邪、気管支炎、扁桃炎、インフルエンザ
- 慢性副鼻腔炎、中耳炎
- アレルギー性疾患
- アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息
- じんましん、乳児湿疹
- 腹痛、便秘、下痢、痔
- 夜泣き、いびき
- 乗物酔い
- 食欲不振、疲れやすい、不安症、不眠症、虚弱体質
- 夜尿症(おねしょ)
- 更年期障害、腰痛、神経痛、冷え症、生理痛
- つわり、産後回復不全、乳腺炎
- こむら返り
など
当院の漢方治療について
保険診療可能です
当院では、漢方薬の処方は保険診療で行います。
飲みやすい漢方エキス製剤を処方
最近はツムラやクラシエなどから、漢方の成分を顆粒・細粒状にしたエキス製剤が出ています。 普通の粉薬と同じように、保存しやすく飲みやすいので、当院ではこの漢方製剤を処方しています。
赤ちゃん・お子さんでも飲みやすいように工夫
漢方薬は、苦い・飲みにくいといったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
しかし、漢方薬の中には、飴を多く含んだ甘い漢方薬もありますし、飲みにくいと感じるお子さまには、独特の風味を消すいろいろな工夫をお伝えいたしますので、ご安心ください。
即効性がある漢方薬もあります
「漢方薬は長く飲まないと効果がないのでは?」と誤解されていることが多いです。
確かに、飲み続けることで体質や体調を改善していくのが、漢方薬の大きな特徴です。
しかし、漢方薬の中には、インフルエンザや風邪、こむらがえりなどにすぐに効果が現れる(即効性がある)ものもあります。症状によって、適切に使い分けをいたします。